2024年11月18日週に見つけた特に取り上げる程のものでもない、でも知っていると話のネタになる、そんな科学系のニュース記事をご紹介します。
オーストラリアの花粉症は桁違い
春と秋、雨が降る前は鼻がむずむずする事があります。雨雲の上部の冷たい空気と地上の温かい空気が入れ替わる際に、地上の花粉を巻き上げてしまうためです。
そしてこれの何倍すごい現象がオーストラリアでは起きています。
オーストラリアの春は11月。この時期牧草として使われているrygrassが花粉を放ちます。
そこに巨大な雷雲・thunderstormの上部で冷やされた空気が地上に吹き下ろされます。
thunderstormは本来すぐ小さくなるのですが、海風によって移動しながら巨大な形を維持し、広い領域で花粉を巻き起こしてしまいます。
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サソリの増殖が止まらない
日本ではカメムシが増えていると言いますが、メキシコではサソリが増えているそうです。
ブラジル保健省によると、昨年登録されたサソリ刺傷事件は20万件以上で、10年前と比べて250%増加し、1日平均約550件だった。
良かった事は、血清を作る方法が確立しているということ。サソリの毒を馬に注射すると、馬は人間よりも毒素の影響を受けにくく、より多くの抗体を産出できる。
サソリで思い出すのは「キングオブペイン」です。刺された時のリアクションが面白いのでオススメです。
Nianticの「NPS」発表に対するRedditの反応が面白い
米Nianticは、空間マップ「VPS」(Visual Positioning System)とAIモデルを統合した空間コンピューティングプラットフォーム「NSP」(Niantic Spatial Platform)を発表しました。このプラットフォームを通じて、開発者や企業は現実世界の3Dマッピングデータを活用し、独自の空間体験を提供できるようになります。
「VPS」は、Nianticのゲーム(例: Pokémon GO)や「Scanverse」アプリを通じてユーザーが収集したスキャンデータを基にしており、毎週100万件以上の新しいスキャンが追加されています。
これまでに世界中の1000万カ所以上がスキャンされており、100万カ所以上で利用可能です。このデータは、さまざまな視点や時間帯に基づいて収集されており、空間コンピューティングの進化に役立てられています。
開発者は、VPSを活用して位置情報を基にしたアプリを作成できます。
redditの反応「みんな知ってた」
ポケGOで集めたデータをアプリ改善以外の目的で使ってるなんて…みんな薄々気づいてたんじゃないでしょうか。他のAR系ゲームでも似たような事してるんじゃないか、と邪推してしまいます
バナナの救世主は南極で見つかった放線菌
バナナの脅威である真菌。最も広く栽培されているキャベンディッシュ品種を標的にし、維管束に損傷を与えてダメにする。それで終わらず、この菌は数十年にわたり土壌に残存してしまうちう。南極で新たに見つかった放線菌の中に、真菌fosarium oxysporumの増殖を阻害するものが見つかった。
生物には何もないところから新たな化学物質を生成する新規生合成(de novo biosynthesis)という能力があります。新たに見つかったfosarium oxysporumは真菌の増殖を阻害する化学物質を生合成することがわかったというものです。
おわりに
以上、今週の?なニュースでした。最後までご覧頂きありがとうございました。
ありがとうございました